《前回からのつづき》 blog.railroad-traveler.info 戦後の混乱も落ち着いてくると、専用の車両が登場していきました。1910形は2扉で扉付近はロングシートでしたが、ほかはクロスシートを備えたことで、特急列車としてのサービスを向上させました。そして、ロマンスカーを語るうえで欠かすことのできない「走る喫茶室」と呼ばれる、車内に喫茶カウンターを設け、飲み物を販売するサービスを始めました。そして、1950年には傘下の箱根登山鉄道の鉄道線のうち、小田原駅―箱根湯本駅間に、小田急と同じ1067mm軌間の車両も走ることができるように三線軌条を設け、ついに新宿駅から箱根湯本駅まで直通さ…