(1948年3月5日‐2010年10月1日) 上智大学文学部社会福祉学科卒業、1993年「慢性分裂病者の「回復」評価尺度に関する研究」で東京大学保健学博士。精神神経科秋川病院勤務、1988年東京都精神医学総合研究所、日本社会事業大学講師、助教授、教授、立教大学コミュニティ福祉学部福祉学科教授。専門・担当領域:ソーシャルワーク、医療福祉、スーパービジョン。
相談者への理解を深める・・・先ずは自分自身を知る 認知症予防支援相談士は、相談者から何らかの相談を受ける場合、相談者の価値観に触れることになります。相談者の価値観は、一人ひとり違いがあり、その人を理解するうえでとても大切なものです。 また、相談者の価値観に触れるということは、相談を受ける認知症予防支援相談士自身の考え方、行動など、自らが持っている価値観を知らなくてはなりません。これは、「自己覚知」とも呼ばれ、対人援助を行う専門職にとって、常に意識しなければならない大切なことです。 尾崎新は、その著書『社会福祉援助技術演習』(誠信書房、1992)の中で、自分との向きあい方(自己覚知)について「自…