予想だにしなかったマコトの一撃がきっかけとなり、形勢逆転。問いただすも、声になりそうな言葉を呑み込んで、なかなか口を開かない尾田に声を荒げた桐生でした。 これまで桐生は、立華の命を受けて尾田と行動をともにしていました。しかし、尾田にとっては目の上のこぶというか、「理由があるから受け入れざるを得ないけれど、不快な奴」という状況だったとは思います。面白くはなかったでしょうね、最初から。良い態度でもありませんでしたしね。 さ、やっと話し始める尾田。尾田自身は、5年前に大陸から密航してきたそうで、金になる事を何でもしていたそう。「金になる事」の1つが「女を騙して売り飛ばす事」で、マコトはたまたま、その…