西谷を残し、迷いやら振り切るように真島さんが走りだした前回。 まだまだ蒼天堀、『第十二章 欲望の巣窟』が始まりました。 息を切らし、福男も真っ青の走りで蒼天堀を駆け抜ける、夜の帝王 真島。無駄のない見事なコーナリングです。しかし、毘沙門橋の方へ曲がったところでその足は止まります。 驚愕というよりも恐怖に近い表情に感じますが、それもそのはず、そこにいたのは 佐川はん。蒼天堀から離れていた間の事までは把握できないような話しぶりでしたが、蒼天堀から真島が消えたという報告を受けたそうで、グランドの近くで待ち伏せしていたようです。西谷に会いに留置所に言っていた事を伝える真島でしたが、分かり易い裏表を見せ…