「子どもたちに民主主義を教えよう 対立から合意を導く力を育む」(工藤勇一・苫野一徳著)あさま社 憲法とは何でしょう。すべての法律の中心にあるもの、私たちが守らなければならないものと考えてしまいます。しかし、憲法とは、私たち市民が対等で自由であることをルールとして保障するものです。国家は権力を濫用することがあります。そうならないように権力に歯止めをかけるためにあるのが憲法です。公教育においても「ルールを守ること」が強調されて、意味のないルールや不合理なルールがそのままになっている例があります。ルールは何のためにあるのか、よく考えないまま指導する教師とそれを受け入れる子どもがいます。「ルールは与え…