「おかえり」と言える、その日まで―山岳遭難捜索の現場から― 作者:中村富士美 新潮社 Amazon あらすじ ">山で行方不明になった人を探し、家族を支える民間の山岳遭難捜索チーム。その代表が記したリアルな現場レポート。 ">読めば、山の危険と、捜索にかける人々の想いが伝わってくる。 心に刻め! ">救助隊の手を尽くしても発見に至らず、家族の依頼で捜索を続ける著者たち。 見つかるのはご遺体や遺留品、骨の一部だ。 文面から伝わるのは悲惨さではなく、静謐さや尊さだった。 一方で、帰りを待つご家族の焦燥や不安はどうか。 読んでいて胸が引き裂かれそうだった。 家族のためにも無事に下山せねばと思った。 …