タイトルに惹かれ図書館で借りた、昨年12月に刊行された文庫本。 このタイトルは、著者の川上さんと以前から知り合いだった、歌手・浜田真理子さんの曲のタイトルから付けたのだそう。後書きはその浜田真理子さん。 「森へ行きましょう~娘さん、アハハ…」という歌とは全く違うようだ。 主人公は1966年ひのえうまの同じ日に生まれた留津とルツ。 パラレルワールドに生きる、二人の誕生から60歳頃までの人生を時系列に描いている。 人生という森の奥深くへ、それぞれ迷いながら進んで行く物語。 二人の主人公の名前は表記が違うけど、二人の人生に関わって来る登場人物達の名前は、家族も含め皆同じで共通している。 友人や夫など…