遡ること32年前、東京へ進出して人気が出始めていた頃のダウンタウンの原点である故郷、兵庫県尼崎市で友人知人や親族を訪ね歩いたことがある。 「松ちゃんと浜ちゃんの涙と笑いの『青春履歴書』」という7ページのドキュメント記事を作ったのだ。 ドキュメント企画なので、とりあえずは事前に、マネージャーだった岡本明彦氏(現社長)に協力を要請。筋を通したが、門残払いでへ連絡はなし。 そこで筆者を含め3名の記者が1991年12月28日から約3週間をかけ、尼崎周辺を歩き回ることになった。 なぜ暮れも押し迫ったそんな時期に、と思うかもしれないが、これは「地元を離れている友達も、年末には戻っている」という担当デスクの…