2021年2月18日 『グリッドで理解する電力システム』(岡本 浩*1,日本電気協会新聞部,2020年12月9日初版第1刷)を読了。 以前からある地域の電力会社(旧一般電気事業者)が「発電・送配電・小売」を 1 社で担う体制,これを「Utility 1.0」と呼んでいます。経済成長に伴い,とにかく産業や生活に必要な電気の量が増え,それに応えていく時代には,非常に効果的なシステムだったといえます。 そして 2020 年 4 月からの送配電部門の法的分離後,今の時代を「Utility 2.0」と位置付けます。送配電システムという電力ネットワークも含めて,よりオープンな電気事業の姿へ変貌する変革期で…