・紀元前134年 馬邑の豪族,聶壱は漢の武帝,劉徹に言上し、和親を結んで安心している匈奴を誘い出し、伏兵で攻撃すれば勝てるだろうと伝えた。 ・紀元前133年 ティベリウス グラックスは、中小の農民に対して公有地を分配しようとした。 ※これは、農民が窮乏することで、ローマの国防力が弱まるのを防ぐためである。しかし、この改革は元老院の反対により挫折した(岩波講座 世界歴史03『ローマ帝国と西アジア』展望)。 ・紀元前133年 聶壱は匈奴に至って、馬邑の上層部の者を殺し、城ごと匈奴に降伏すると伝えた。匈奴軍は略奪をしながら馬邑の手前まで来たが、家畜がいるのに牧人が居ないことを怪しんだ。そこで尉史を捕…