膿胸・がんと闘いながらも旅立ってしまった高崎耕史君が主人公です。 カバーの折り返し部分にお亡くなりになることが書かれていてテンションが下がります。 1986年の本なのでネタバレ配慮無し。 闘病記の場合、本人の生死がかなり重要になるのでネタバレは避けていただきたい。 ご両親による「五月の子」という耕史君の思い出を元にしているからかお母さん目線な雰囲気。 山崎君とのエピソードでお父さんが酷いと思いました。 もともと耕史君が山崎君に200円を貸して、なかなか返してくれないため怒って 「2000円返せ」と言ったのにお父さんは「バカモノッ!」と拳で耕史君の左ほおを殴りつけています。 体が50センチも飛び…