京都の島原(しまばら)。京都市下京区にある日本最古の花街の名称で正式名称は「西新屋敷」といいます。(なぜ島原?)京都島原の歴史は豊臣秀吉までさかのぼります。秀吉が京都を再興するときに、二条柳馬場に柳町の花街の設営を許可します。その後六条坊門(現在の東本願寺の北側)に移され、六条三筋町として栄えていきます。しかし京都の町の発展に伴い、1641年に、市街地の西(当時の朱雀野)に移ります。その移転する際の騒動が1637年に始まった島原の乱のようだったことから「島原」と呼ばれるようになりました。なんというネーミングセンス!! 島原は花街として栄えると同時に、詩歌連俳等の文芸が盛んになります。特に俳諧は…