崑崙奴 (星海社FICTIONS コ 6-01)作者:古泉 迦十講談社Amazon 大唐帝国の帝都・長安で生ずる、奇怪な連続殺人。 屍体は腹を十文字に切り裂かれ、臓腑が抜き去られていた。 犯人は屍体の心肝を啖(く)っているのではーー。 崑崙奴ーー奴隷でありながら神仙譚の仙者を連想させる異相の童子により、捜査線は何時しか道教思想の深奥へと導かれ、目眩めく夢幻の如き真実が顕現するーー! メフィスト賞の中でも異色さは群を抜く「火蛾」の作者が24年振りに復活。 太田克史だからこそ引きずり出せたってとこなんだろうなぁ。 その前作はイスラムをテーマにした難解な作品だったので、 個人的には評価の難しい作品だ…