春爛漫の京都。紀州家の家臣・和佐大八郎が8000本を超える通し矢を射抜いて日本一になるかどうかで街はにぎわっていた。5年前、大八郎の父は尾州家の家臣・星野勘左衛門に破れ割腹。宿屋小松屋の女主人・お絹は、先代の無念を晴らすため必死の思いで弓術を習わせてきた。その小松屋に素性の知れない謎の武士が止宿していて…。 (早稲田松竹ホームページより引用) 監督:成瀬巳喜男 出演:長谷川一夫/田中絹代/市川扇升 三十三間堂に行くと、通し矢(何発も命中させる競技)の解説があったりする。この映画の冒頭でも、お坊さんが口々に解説している。 さて、八千発超えをして、記録更新をすることが指名である市川はプレッシャーに…