◆帝国書院の「明解歴史総合図説シンフォニア」は、文字や図版が大きく、わかりやすい内容になっています。 ◆しかし、急いで編集したのか、いくつか残念な点がありました。 ①巻頭の「地域の基礎知識」は学習に役立つと思います。ただ、東アジアに中央ユーラシアまで含めてしまいました。また南北アメリカのところでは、イギリス・フランスも進出したカリブ海地域に触れてほしかったと思います。サトウキビ・プランテーションが発達したジャマイカやサンドマングを理解するためです。 ②「世界とつながる江戸幕府」では、「四つの窓口」を2ページにわたって取り上げ、近年の「鎖国再考」の見方を反映させていました。ところが別のページでは…