半田市岩滑中町「岩滑 八幡社」境内から西側に続く細い路地を1~2分程進む、右手に石垣が積まれ上には黒い簓子壁が続きます。 壁が途切れ右側の視界が広がると正面に常福院本堂が現れます。左に「西山浄土宗 甲城山 常福院」の寺号標が立っている。 境内左に「南吉のふるさと 常福院」解説。こちらの寺もまた新美南吉と所縁があり、幼少期の南吉の遊び場だったようです。境内で催される盆踊りで踊ったりしたなじみ深い寺だそうです。本堂の北側は藪で、そこに棲む狸の親子を題材にして童話「ひよりげた」が生まれた。現在も本堂の裏は鬱蒼とした藪が残り名残を留めています。 常福院は、永禄年間(1558~70)、家康の叔父で岩滑城…