長いコロナ禍のなかで、“非接触の生活様式”を強いられることにより、私たちは孤独感に陥ったり、人間関係が希薄になっていると感じて、閉塞感につながってしまうことがあります。 そんな中、家庭や職場・学校以外の第3の居場所「サードプレイス」が、幸せにつながると注目されています。 SNSで不特定多数と実際に会わずに交流できるようになった一方、サードプレイスは、居心地がよく、誰にでも開かれ、会話を楽しめる場なのです。 昨年末の平日、東京都品川区の銭湯「東京浴場」次々と客がやってきます。 「大きいお風呂は気持ちいいわね」。同区の伊藤弥生さん(81)は、湯船につかりながら居合わせた人と話しを弾ませていました。…