武器船舶の引き渡し 江戸城は勝海舟と西郷隆盛の話し合いで、戦闘無しの無血開城となったのですが、幕府軍の武器や船舶は新政府軍に引き渡さなければなりません。一種の無条件降伏をする代わりに江戸市民の命や財産、そして徳川慶喜の身を守るのですから。 上の方が約束しても、兵隊が不満を抱き、勝手に約束を破るようなことになれば、せっかくの話し合いの結果も無意味になってしまいます。 と言うことで、勝海舟は引き渡し期限の4月11日に向かって、幕府軍の説得に必死になりました。 武器の引き渡し 陸軍 1番の問題は、幕府軍の兵士たちが失業してしまうことです。 勝海舟は、知恵を絞りました。 陸軍の武器は、それを使っている…