新しい年に焚く薪 (たきぎ) を 年内に伐り出して揃えておくことを 「年木樵」(としぎこり) と言います。 「節木樵」「小柴刈り」「柴節供」など、 地域によって様々な呼び方があります。 かつては新年を抑えるための 重要な準備の一つでしたが、 電気やガスで料理をし、 松や薪もお店で買える今では、 ほとんど無くなってしまった風習です。 なお、薪のことは「年木」(としぎ) と言い、 「年木」を伐り出す山は「年木山」(としぎやま) 、 伐った木を里へ運ぶ舟は「年木舟」(としぎぶね) と 言います。 なお山から刈り出した「年木」は 家裏などに積んで新年を迎えました (「年木積む」(としぎつむ) )。 「…