自意識過剰な若い頃、自分はもしかしたらそれほど好きではなかったのかもしれない。しかし職場の同僚は毎週金曜日になると仕事終わりに息子氏に連れて行ってもらうという。毎回どこに行くかはお楽しみだという話だから、彼女は金曜が楽しみなのだろう。いつもは残業が多いのだがそそくさと帰っていくのだから。 自分の住む街にそうあるわけでもないだろう。実際ボーリングして湧出する天然ものがそれほどあるか分からない。しかし「おんせん」と言う、それが漢字二文字が書かれていたら体に化学反応が起こる。仮にそれがスーパー銭湯もどきでも吸引力はたいしたものだ。 温泉マニアと言う方がいらっしゃるとしたら自分はあまり語る資格もない。…