www.youtube.com 東京国際映画祭で『彼のイメージ』を観た。コルシカ独立運動を追うアンドレアを第三者の「彼」の視点で語っており、その意味でタイトル「彼のイメージ」なのだろう。 結論から言うと、微妙だった。第三者視点で語られる本作では、ナレーションによって出来事やアンドレアの心境が説明される。これによって映画はかなり淡々とした、叙事的な印象となっている。一方で、アンドレアがカメラマンである故の性が映画の肝にもなっている。この二つの要素があまり噛み合っていないように感じた。 戦場カメラマンの映画といえば、直近に『シビル・ウォー』があった。『シビル・ウォー』では、カメラを構えて撮る行為が…