日本の聖と賤 近世篇 表紙 日本の聖と賤 近世篇 野間宏・沖浦和光 著 人文書院 発行 1992年10月20日 初版第七刷発行 第一章 「海の民」と瀬戸内水軍 瀬戸内海では、川のように勢いよく潮が流れる。しかもその方向が時間によって刻々変化し転流するから、潮待ちをして連潮に乗らなければならない。順潮を利用しないと、上手く前に進めない。 朝鮮侵略が失敗すると、水軍はもう用済みの危険なパワーとして解体させられた。 つまり、文禄から慶長にかけての頃に、旧村上海軍は完全に壊滅させられてしまった。 第二章 〈異類〉視された「山の民」 第三章 江戸文化と河原者芸能 江戸時代を通じて、西欧人の手でかなり多く…