後縦靭帯骨化症とは、脊椎椎体の後縁を上下に連結し、脊柱を縦走する後縦靭帯が骨化し増大する結果、脊髄の入っている脊柱管が狭くなり、脊髄や脊髄から分枝する神経根が圧迫されて知覚障害や運動障害等の神経障害を引き起こす病気です。骨化する脊椎のレベルによってそれぞれ頚椎後縦靭帯骨化症、胸椎後縦靭帯骨化症、腰椎後縦靭帯骨化症と呼ばれます。 難病。
我が家では、夏の暑い間はお風呂では湯船につからず、シャワーだけにしています。 2024年は秋に入っても暑い日が続いていたので、しばらく湯船を使用していませんでした。 10月中旬になりようやく涼しくなってきたため、数か月ぶりに湯船につかることにし、左足から湯船に入ったのですが… あれ?熱くない! お湯が冷たいと言うか、全く熱さを感じなかったのです。 しばらくお湯を溜めていなかったので、給湯器が壊れているのかな?と思いつつ、右足をつけると、熱い! つまり…お湯自体がぬるかった訳ではなく、左足(膝から下)が、温度を感じなくなっていたのです。 片方の足は熱いのに、片方は何も感じない…さすがにヤバいと思…
最初は足から症状が出てきたとお話ししましたが、そのうち手にも症状が出てきてしまいました。 足の違和感から1か月程度経っていたかと思います。 手の小指と薬指が曲げにくい。ちょっと痺れている感じもする。 最初は足と同様、むくんでいるのかな?と思いましたが、指輪は普通に付け外しできたため、実際にむくんでいる訳ではないようでした。 むくんでいると言うより、「中身がパンパン」という感覚でした。 (伝わりにくい表現でごめんなさい) 足の症状も改善する様子もなく。 指の違和感も、最初は小指・薬指だったのが、徐々に中指方向へも広がってきました。 私の場合は、特に左手・左足の方が症状が強かったように思います。 …
プロフィールにもあるとおり、私は40代前半の女性です。(まだアラフォーと言っても良いでしょうか…言わせてください) 実は、職場でのストレスによりメンタルに不調をきたしてしまい、2024年4月上旬から仕事を休職しています。 ※この休職に至る経緯などもいずれお話しようと思っています! 平日は、近所のスーパーへ買い物に行ったり、定期的に精神科や歯科に行く程度で、ほとんど家から出ない生活をしていました。何に対してもやる気が出ず、ただボーッとしたり、なんとなくゲームをしたり、動画を見たり… 夫と二人暮らしであり、家のことは私がやっていたため、ある程度規則正しい生活を送ってはいたのですが、引きこもりのよう…
はじめまして。ピボ太と申します。 ご覧いただき、どうもありがとうございます! 私は、2024年11月に手足の痺れで整形外科を受診した際、国の指定難病である「後縦靱帯骨化症(OPLL)」であると診断され、手術を勧められました。 それまで、まさか自分がそんな病気になっているだなんて夢にも思っておらず、病名すら聞いたことがありませんでした。 更に、手術(+全身麻酔!)だなんて…人生で初めてのことです!! そこでこの病気や手術についてネットで情報収集しはじめました。 その中で気付いたのですが どんな病気なのか どんな治療法があるのか 手術はどうやって行うのか といった医療機関側が発信してくださる情報は…
OPLLになって気づいた3つのことをに引き続き、手放したものを書いてみたいと思います。 kai-69.hatenablog.com 一番大きなものは『頑張ることを手放しました』 会社では中間管理職、家では家族がいる。 年齢的にも誰もが「パワーに満ち溢れた」時期ではないでしょうか。 私も40代半ばを過ぎ、会社員のままで良いのか? 自分で何かをしたい。 そう思い、起業を目指していました。 実際、準備をしていて「さあ、これから」と言う時に分かった病気。 いざ、手術をして3ヶ月で復職しました。しかし、身体は以前のようなパワーは残っていませんでした。 そして、いつどうなるか分からない不安を抱え、住宅ロー…
OPLLになって気づいた3つのこと。 ①難病関係の記事やニュースに反応する これまでスルーしていた分野。。。自分に降りかかって初めて『自分事』として捉えていることに気づく。 ②『病気だから』と理由をつけてしまう 確かに手術をして出来ないことも多くあります。今まで出来ていた事が出来なくなり、すぐに『病気だし・・・』と自分に甘くなってしまう。 ③他人の『優しさ』に感謝できる 事情を知っている周りの方の優しさに触れることで感謝の気持ちが湧いてくる。 人は強いようで、実は弱い。何でも『自分ひとりでしている』と勘違いしやすいけど、実は周りの人々に支えられている。 病気になって気づくのはちょっと悔しいけど…
※この記事は私の経験に基づいて書いています。全ての人に当てはまるものではありません。 後縦靭帯骨化症と診断され、1か月後には手術をした私。 まず頸椎。次に腰椎。 頸椎の手術が終わり、退院せずにそのまま腰椎の手術をしました。入院継続で約50日入院をしました。 私は手術を選択しました。 この病気の治療は手術の他に、 ・薬物療法 ・理学療法 が多く選択されるそうです。いわゆる『温存療法』ですね。 手術をしたからと言って、完治するわけではなく、手術も『対症療法』のひとつです。 だから、一番何に困っているのか。その困っている状況を改善するためにはどんな方法が最善なのか。 しっかり考えなければならないこと…
①より続く ※あくまでも私目線(私の場合)です。全ての人がそうであるとは限りません。 kai-69.hatenablog.com 背骨の靭帯が骨化する。総称して『脊柱靭帯骨化症』とも言います。では、どの年代が多いのか。 40代以降から発症すると言われています。女性より男性の発症が2倍ほど違います。 そして、『肥満』『糖尿病』『カルシウムの代謝異常』『性ホルモンの異常』『遺伝』など原因となるものもあるようですが、発症のメカニズムはよくわかっていません。 糖尿病だから骨化になるのか、骨化になったから糖尿病になるのか、 その因果関係も分かっていません。 ただ、私の場合は、幼少期より『肥満』体型であり…
そもそも、後縦靭帯骨化症(OPLL)とは、英語で書くと、『ossification of posterior longitudinal ligament』直訳すると、『後ろの縦の靭帯が骨化する』という意味です。 私たちの背骨には椎体(前側)と椎弓(後ろ側)に骨が連なっています。その骨縦にを支えているのが『靭帯』です。 椎体の前側(お腹側)の靭帯を前縦靭帯 椎体の後ろ側(脊髄側)の靭帯を後縦靭帯 椎弓の前側(脊髄側)を支える靭帯を黄色靭帯 そして、その骨の間に神経の通り道『脊髄』が通っています。これは、頸椎から腰椎まで続いています。 そして、その脊髄から身体の隅々まで指令が行くことで私たちの身体…
手術後の患部の状態は良くても、一度傷ついてしまった神経が影響する症状もあります。 後遺症というものでしょうか。 診察の時、残った症状について話す機会ってあまりなかったような気がします。 訊かれなかったし。。。 診察に行っても、患部は「綺麗になってます」。その言葉に安心はできます。 しかし、患者が本当に伝えたいのは、「今、困っていること」もちろん、病の部分を診て頂くことが大切ですが、患者が『何』に困っているのか。 そんなところまでじっくり聴いていただけると患者としては安心できます。 病を診るのか、 人を診るのか、 難しいですね。