日本語では、敬意を表すため訪問することを「表敬訪問」と呼ぶ。 だが、オリンピックのメダリストたちが地元を訪れ、お偉いさんに挨拶する際、これを「表敬訪問」と呼ぶか否かには賛否の声がある。 なぜならこの場合、あくまでも主役は選手だからである。 さて、タチが悪い冗談だったのか、はたまた自己顕示欲が剥き出しになってしまったのか、選手が訪問した際に、金メダルにガブッと噛みつき、大ひんしゅくを買ってしまったのが、言わずと知れた河村たかし名古屋市長である。 時は2021年8月4日。場所は名古屋市役所。 この日、ソフトボール日本代表として金メダルを獲得した、「レジェンド・上野由岐子の後継者」と呼ばれる後藤希友…