いつからこんなに「防衛・防御」を意識しないといけない世の中になったのか。 宅配についている梱包材には、よくこんな風な文言が書いてある。 「小さなお子さんの手の届くところに置かないようにしてください。 窒息の恐れがあります」 たとえば、実際にこれでなにか子供に事故が起こったとして、 親御さんが提供者の側に「おたくの製品のせいだぞ、どうしてくれるんだ!」 と詰め寄っても、 「事前に注意はしておきましたよね?」的な。 「注意喚起」ではあるけれど、それよりは、 「書いておかないと後でなにかクレームがつくかもしれない」 という、むしろ提供者側の防衛意識が、最近の説明書には働いている気がする。 本来なら、…