当時、私が付き合っていた彼はバーを経営していた。そこに常連で、彼にガチ恋している女子がいた。 仮名で「千秋」とする。 千秋は私が2週間だけバイトしていたガールズバーでも働いていた。私より2歳年上。顔は――篠原涼子っぽい雰囲気の女性。 まぁまぁ美人。色気あり。そして何より――執念があった。 彼女の恋は、可愛い片想いではなかった。どちらかというと、“戦国武将の領土争い”に近い。 当時、私は彼と同棲していたのだが、彼女はそれを知らなかった。 ……最初は。 彼の家まで尾行。カバンの中身チェック未遂。Googleマップより精度の高い追跡能力。 そしてある日、真実に辿り着く。 彼の財布の中に入っていた、私…