日本の特撮映画『恐竜・怪鳥の伝説』を観る。 なかなかの怪作だとは聞いていたが、ここまで凄い作品だとは思わなかった。超絶レベルでセンスのない人間が、「こんなもんだろう」というとんでもない勘違いを元に作ってしまった映画としか思えない。突っ込みどころ満載というか、突っ込みどころしかない映画だ。 富士の樹海で巨大な卵が発見されたというニュースを聞きつけた石材会社の嘱託社員の芦沢(渡瀬恒彦)は、仕事を放り出して富士の麓に駆け付ける。すると、なぜか西湖に来ていた芦沢のかつての恋人の水中写真家、亜希子と再会する。そこへ、西湖に恐竜を見たという目撃者が続出し、やがて被害も出る。芦沢の父は、富士山麓に恐竜が生存…