タイトル:恋ふれば苦し ゆめうら草紙 著者:深山くのえ 草子シリーズの第三弾。続きが出るかはともかく、今出ている本の最終巻です。 今回のヒロインは東宮妃となるために育てられた少女晶子。ヒーローは晶子が嫁ぐ予定だった東宮の兄(ただし二ヶ月違い)の兵部卿の宮である、智平。 晶子が嫁ぐ予定の日、初夜として案内されたその時に頭を押さえて苦しんでいた東宮を発見、その日のうちに東宮は亡くなってしまいました。それに激怒した父親に無理やり髪を切られて尼寺に追い出されてしまいましたが、その尼が住む廬で知り合った三姉妹の尼の説得で、晶子は出家せずに過ごしていました。そして……鷹狩りに来た兵部卿の宮と知り合い、口説…