3ヶ月早く出ていれば2024年入試で 台風の目になっていたかもしれない作品。 入試ではあまり見ない著者の新作だけど 書店で目立ってたし出題者も多分気づく。 駅伝の話と草野球の話の二編が入ってる。 青春+駅伝=出題の公式に当てはまるし、 『十二月の都大路上下ル』に注目したい。 駅伝小説が頻出なのは言うまでもないな。 ちょっと思いつくだけでこんだけあるし。 『あと少し、もう少し』(瀬尾 まいこ) 『風が強く吹いている』(三浦 しをん) 『駅伝ランナー』(佐藤 いつ子) 『白をつなぐ』(まはら 三桃) 『襷を、君に。』(蓮見 恭子) 今作ではいきなりの抜擢にパニクる子が 試合後になって色いろ見えてく…