1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。化学繊維会社に勤務ののち、現在無職。東京都在住。
鴨川ホルモー
鹿男あをによし
ホルモー六景
ザ・万歩計
プリンセス・トヨトミ
鴨川ホルモー (角川文庫)
2022年4月からセミリタイア生活に入り時間が出来ましたので、蔵書の小説を読み直してます。 今回は万城目学「鴨川ホルモー」。 2005年発表作品。 鴨川ホルモー (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon 万城目学は1976年生まれで自分と同世代の作家さん。万城目(まきめ)とお読みします。 主に関西を舞台に史実を題材にした奇妙奇天烈な物語は「万城目ワールド」と呼ばれる独特な作風。 デビュー作となった本作も京都が舞台となっています(本人は京大卒)。 ボイルドエッグズ新人賞受賞作。 タイトルからして奇妙な本作ですが、「鴨川」は京都に流れているあの鴨川です。 では、「ホルモー」と…
自分の好きな作家さんの小説を子供にも勧めたいですよね。 最近、高学年の娘に勧める本を本屋で見繕っていると、 自分の好きな作家さんの本が子供向けになっていて嬉しくなります。 大人向けに書いた本をにルビを振って、挿絵をつけて子供用の文庫にしているもの 探してみると沢山あったので紹介します。 子供も読みごたえがあって良いですし、親子読んでで感想を言ったりするのも良いですよね。 夏休みの読書にお勧めです! 一番嬉しかったのが、森見登美彦さんの本が角川つばさ文庫になっていた事です! 『夜は短し歩けよ乙女』 クラブの後輩「黒髪の乙女」にひそかに片思いしてる「先輩」が 京都の街を歩く乙女の後をついて行くと、…
バベル九朔 (角川文庫) 作者:万城目 学 KADOKAWA Amazon 「ヒトコブラクダ」が面白かったので手に取ったけどデビュー前の鬱々感や誰を信じていいのかわからないというか誰も信じられない展開が読み進むのにちょっとつらい。 この訳のわからなさこそが万城目ワールドなのか?
ヒトコブラクダ層ぜっと(下) 作者:万城目 学 幻冬舎 Amazon 活劇があってハラハラドキドキして三つ子の絆と銀亀三尉との信頼が熱い。 怒涛の勢いで大団円かと思いきやその後の展開でえっ?は?へ? これが万城目ワールドなのね。全作読んでるわけじゃないけど今までで一番好き。
ヒトコブラクダ層ぜっと(上) (幻冬舎単行本) 作者:万城目学 幻冬舎 Amazon 梵天梵地梵人という三つ子の奇妙な能力。そのなんの役に立つのかわからない能力が駆使される展開。 狭い倉庫から始まって砂漠の果まであれよあれよと連れて行かれてまだ何もわかっていない。 大きく広げられた風呂敷はどう畳まれるのか? 下巻に大急ぎで出発!
Osaka Metro は、“オオサカメトロに乗りながら読みたくなる小説”をコンセプトにした地下鉄文庫「オオサカチカセツ」を創設しました。 そんな「オオサカチカセツ」から、沿線を舞台にした連作短編小説『みをつくし戦隊メトレンジャー 』全5話をOsaka Metro の5駅で順次無料配布してました。 現在、清水駅にて最終話配付しています。 私がこの企画を知ったのは、姉が万城目学の作品をこよなく愛しているからです。 私もかつては読んでいました。 鹿男、鴨川ホルモー、プリンセストヨトミとかしゅららぼん 楽しかったわ。 カラスの九朔を読んでから… 長く、万城目学さんの作品読んでないあ。 私が住んでいる…
「今からあんたの願いをひとつだけ叶えてあげる」 ワタシ、神✨なんです。 *パーマネント神喜劇* 著者:万城目学 はじめの一歩 当たり屋 トシ&シュン パーマネント神喜劇 ・4話の連作短編集📙 ・万城目さん初読🌱 ・何だろうなぁ〜主人公の神様(縁結び💕)のしゃべり方も好きだな😆人間臭くて温かい神様✨ ・こんな神様✨がお勤めしてる神社ならお参りに通うかも♫(笑) ・私は、表題作の『パーマネント神喜劇』が少しうるっときて、1番良かった😌 ・読書初心者🔰さんも、短編集なので読みやすいよ〜📖🙌 [http://]
書 名:ヒトコブラクダ層ぜっと 上と下 著 者:万城目学(まきめまなぶ) 発行所:幻冬舎 私は万城目のデビュー作「鴨川ホルモー」以来、彼の作品のファンになって、それ以来彼の作品で単行本になったものは全て読んでいる。彼の作る物語が好きだし、作品に登場する人物のキャラも好きなのだ。彼の作品に流れる、もったり感やまったり感がとても好きなのだ。それは彼より少し前にデビューした森見登美彦と同じ「味」を持っていることから森見と万城目の作品は私の生活を潤すなくてはならないものになっている。 万城目作品には異能力者(≒超能力)が数多く登場するが、今回は今までとは異なった能力者が登場し、物語を曳きづって行く。 …
万城目先生4年ぶりの新作とのことで、さっそく購入。上下巻合わせて900ページ越えというボリューム感。通勤や移動時間をつかって毎日ちょっとずつ読んだ。 発売前にホームページを見て、舞台はイラク、銀行泥棒の3兄弟…という断片的な情報は手にしていたものの、実際読んでみると予想の斜め上を行く奇想天外ストーリーだった。 bookmeter.com bookmeter.com 読んだきっかけ もともと万城目先生の作品は読んでいたので、万城目先生のTwitterにて、新刊の存在を知り、今回もぜひ購入しようと思っていた。 しかし、そのページ数に圧倒され発売日当日になっても迷って購入できず、数日経過…。迷ったが…
万城目さんの新作長編。久しぶりの新刊は、超ボリュームたっぷりの上下巻。 合わせて1000ページ超え。実は先に下巻が回って来てしまったんですよね。 どうしよう、どうしようと思っているうちに、下巻も回って来たので、なんとか 取り置き期限内に二冊同時に借りられて良かったです。ただ、本当は上巻先に 借りて、時間を置いて下巻を引き取りに行く、という形にしたかったんですけどね。 なんせ、かなりの分厚さなんで・・・。他の本との兼ね合いなんかもあって、 結局下巻の引き取り期限ギリギリまで待って、二冊同時に借りる形で折り合いを つけることに。しかし、上巻読んでる時点で、読んでも読んでも終わらない地獄に 陥りまし…
・読んだ本 伊坂幸太郎「マイクロスパイ・アンサンブル」(65)なんだか物足りないなーとおもたのはイベント企画ありきの作品だからかなっていうのは後付けですかね。 宇佐見りん「くるまの娘」(66)なかなかしんどい読書体験だったけど、終盤の父親のアルバムだけがなかったというくだりで声が出た。ああ、そうか。しんどい。 加納朋子「空をこえて七星のかなた」(67)まさかのママが宇宙飛行士になっちゃうスケールのデカい短編連作集でした。いやまさかまさか、ママの不在がそんな、NASAに行っちゃっただなんて。美人で医師で宇宙飛行士とかめちゃくちゃすぎるスペックでwおもしろかったですwww出てくるキャラクタが誰なの…
万城目(まきめ)学さんの小説が最近のお気に入りだ。関西調で軽妙に話を進める。とんでもハップンな話が多い。ホルモーとか鹿男など訳が分からない言葉が出てくるので、こんがらがる。 彼のエッセイをチョット読んだ。彼の発想の裏側が少しわかり始めた。一つ一つの言葉の中に彼の想いがある。いい形での妄想がいっぱい詰まっている。 言葉とは難しい。東三河で育った自分が、名古屋の東部で就職、そしてこちらで地元の女性と結婚した。 名古屋弁(厳密にはかなり違う)は、きつい言葉が多い。根はないものの、語尾を揚げてしゃべる。一言言われるとつい「御免なさい」と言ってしまう。絶対に勝てない。 今日、田原の友人に電話で喋った。こ…
お二人の近代建築についての対談集。 実際に建物を見に行っての対談なのでわ かりやすいのだが、もっと写真があれば 建築の良さが理解できるのだが残念。 行ったことがあるところはいろいろあり、 行ってみたいところもいくつかある、ヴ ォールス建築はきちんと見てみたい。コ ロナが収まればまた行くことができるだ ろう。門井慶喜の蘊蓄と万城目学の好奇 心で楽しい対談だった。 ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫) 作者:万城目学,門井慶喜 文藝春秋 Amazon
8/02 A・J・カジンスキー/トーマス・リュダール「被疑者アンデルセンの逃亡 上」竹書房文庫/ISBN: 9784801932166*1 8/02 A・J・カジンスキー/トーマス・リュダール「被疑者アンデルセンの逃亡 下」竹書房文庫/ISBN: 9784801932173*2 8/03 ベン・H・ウィンタース「その少年は語れない」ハヤカワ・ミス/ISBN: 9784150019822*3 8/03 カミラ・レックバリ/ヘンリック・フェキセウス「魔術師の匣 上」文春文庫/ISBN: 9784167919269*4 8/03 カミラ・レックバリ/ヘンリック・フェキセウス「魔術師の匣 下」文春文庫…
万城目さんの本をご紹介します。 万城目さんは独特の世界観の物語が多いように思います。 そんな万城目さんの作品から、今回は 鹿男あをによし をご紹介します。 鹿男あをによし (幻冬舎文庫) [ 万城目学 ]価格:754円(税込、送料無料) (2022/7/25時点)楽天で購入 このお話は玉木宏さん主演でドラマにもなっていましたので、名前は聞いたことあったのですがどんな話なのか全く知りませんでした。 あらすじ 主人公の「おれ」は、大学の研究室で神経衰弱と疑われ、二学期限定で奈良の女子校の教師となる。 そこで、神経衰弱を治して、研究室に復帰する予定だったが、鹿に話しかけられ、ある使命を言い渡されます…
「四畳半タイムマシンブルース」 森見登美彦 角川文庫 平成4年6月25日初版 元町駅交番 元町駅の駅前に、ちょっとお洒落な交番があります。なぜ?鯉川筋を北上すると「海外移住と文化の交流センター」がありますが、これは、ブラジル移民事業と関係しています。神戸市とリオデジャネイロは、姉妹都市でもあり、30周年を記念して、ブラジルの教会をイメージして新築したとのこと。by兵庫県警 今、世界の合言葉は、「NO WAR PLEASE」です。 先週、左肩の不調について書きましたが、結局、また、再発して、うむ、やや痛いのです。まあ、これも、加齢によるものと、諦めて、ながい~お付き合いをするしかないのでしょう。…
ぎりぎりまで寝る。いくら寝ても眠い。どうして……。感染状況がどえらいことになっている。こんな状況なのに会社の掲示板には「手洗いうがいと熱中症対策の励行を!」しか書かれないことに恐怖すら覚える。株式会社ディストピア? エッセンシャルワーカーでもないのに必要以上にあちこち移動して、医療現場に余計な負担でも掛けたらどうすんだよ。平和産業である自覚を持ったほうがいい。二年経ってもこれかいな、と呆れるがまあもう辞めるしどうでもいいか。悪天候が嘘みたいにびかびかに晴れている。洗濯物を久しぶりに外に干した。 さすがに怖いので今日明日は在宅勤務にしていた。だからぎりぎりまで寝た次第。ラヴィットを観ようかしらと…
マイクロスパイ・アンサンブル (幻冬舎単行本)作者:伊坂幸太郎幻冬舎Amazonなんかぷちぷちきれる不思議な話だなと思ったら、年一回の猪苗代湖のイベントに絡めた短編を集めたんだと。前に城崎温泉で、誰かのタオルブック*1読んだな。 ドラマ「競争の番人」面白そうね、山本耕史は悪役も似合う、いつもかっこいい。 「テッパチ」毎回シャワーシーン。今日は明菜ちゃんのカバーLIVE📺 *1:万城目学の城崎裁判だった。
世の中が騒々しく、 また物騒になってきましたね。 「ホワイトラビット」(伊坂幸太郎、いさかこうたろう) 誘拐に始まり籠城事件が発生。 スピード感がある展開とどんでん返し。 気を付けていても伊坂マジックにまんまとはまってしまう。 「バベル九朔」(万城目学、まきめまなぶ) これは異世界を描いた作品? 作家を目指す主人公は、祖父の作った雑居ビルの管理人をしている。 ところがある時彼は、ひょんなことから異世界に踏みこむのだ。 雑居ビルの屋上階のはずがまだ上があり、いつまで登っても さらに上がある。 そしてそこにいるのは死んだはずの祖父らしい。 このビルにかくされた秘密とは? 「仮面病棟」(知念実希人、…
『八甲田山死の彷徨(ほうこう)』新田次郎 ★★ 新潮社[新潮文庫] 2022.7.6読了 これは明治35年に青森で実際に起きた八甲田山の遭難事故を元にして作られた小説である。記録文学に近い。そもそも何の目的でこのような行軍があったのかというと、ロシアとの戦いに備えた極寒での訓練のためであった。 行軍は2つのルートで行われる。弘前ルートを辿るのが、徳島大尉率いる弘前歩兵第三十一聯隊(れんたい)、総勢38名の小規模聯隊である。一方、青森ルートを辿るのが、神田大尉率いる青森歩兵第五聯隊、総勢210名の大規模聯隊だ。この2つの行軍は対照的な結末をたどる。 第五聯隊にいる山田少佐は「雪の中を行く軍(いく…
檸檬
つれづれ本の旅 ☆ アドラー心理学で読書ギライになった過去からの解放…と言えば大げさか? 2022.6.29 Readingguide00-prologue 画像は淀川長柄地区の景観 ・お題は… 本を買いに行った日… それから… アドラー的転換… ペラペラプライド 絵心 キチンと向き合う ブレーキ 本の案内始めます