近代文学をいろいろ読んでいた私だが、趣向を変えて1984年から連載された村上龍『愛と幻想のファシズム』を読んだ。 愛と幻想のファシズム 上下巻セット 講談社 Amazon 『限りなく透明に近いブルー』という私小説っぽい作品でデビューした龍だが、この作品で経済に目覚め、以降経済をテーマにした小説を多く書くようになる。2000年頃に書かれた『希望の国のエクソダス』という経済小説も私は前に読んだことがある。 限りなく透明に近いブルー (村上龍電子本製作所) 作者:村上 龍 村上龍電子本製作所 Amazon 希望の国のエクソダス (村上龍電子本製作所) 作者:村上 龍 村上龍電子本製作所 Amazon…