旅先で読み終えようと思っていたウエルベックの『ランサローテ島』。旅先での荷物を軽くするために家で読み終えていくことにした。ウエルベックの場合、旅行は同時に蒸発というか失踪でもある。『プラットフォーム』の冒頭は主人公の父親が若い家政婦と愛人関係になり、それを知った家政婦の兄によって殺されるというシーンから始まる。そのことをきっかけに主人公は1999年の年末に旅に出ることになる。 同時に新潮に掲載の村上春樹の『武蔵境のありくい』も読み始める。二つとも明日には読み終えてbookoffの宅配買取してもらう。 武蔵境は去年の2月ごろに用事があって何度かいくことがあった。近くの深大寺とかあの周辺ものどかで…