2014年2月号掲載 毎日新聞郡山通信部長/藤原章生(当時) 昨年10月、若い同僚に「藤原さん、ツイッター始めたらどうですか」と言われた。自分の記事が時折そこで話題になったり、批判されているのは知ってはいたが、目の毒、煩わしいと思って長く食わず嫌いで避けてきた。ところが、昨年、毎日新聞のサイトを刷新するに当たり、「記者個人のページ」を始めてくれと言われ、どうしたものかと困っていたとき、その同僚にこう言われたのだ。 「記事を書いて、はい、それまでではなくて、やっぱり、それを広く売り込まないと。いろんなところにいろんなお客さんがいるんですから」というのが、ネットに詳しいその同僚の助言だった。 私は…