フランク・キャプラの『或る夜の出来事』は、「これぞロマンティックコメディの原点」という印象。今観てもテンポが良くて、普通に楽しめる。 わがままなお嬢様エリー(クローデット・コルベール)と、ちょっと皮肉屋な記者ピーター(クラーク・ゲーブル)が一緒に旅をすることになる。この二人のやり取りがとにかく軽快で、ずっと見ていられる。 有名な「壁のジェリコ」のシーンもやっぱりいい。毛布で仕切っただけなのに、その距離感が妙にリアルで、二人の関係の変化がちゃんと伝わってくるのが面白い。ヒッチハイクのシーンもユーモアたっぷりで、ちょっとした駆け引きが楽しい。 全体的に会話のテンポがすごく良くて、古さをあまり感じな…