「朝鮮戦争の正体」(孫崎亨著、祥伝社)を読むと、アメリカが朝鮮戦争の虚偽発表をしいていたことがよく分かります。 1950年6月26日、つまり戦争勃発翌日の朝日新聞の記事です。 「解説・軍事力は伯仲」の見出しで、「戦局の発展は予断を許さないが、三十八度線南側に配置されている韓国軍は八カ師団中の大半といわれ、士気高くて武器も優秀とされる」と載せています。 続いて27日の朝日新聞です。 「ワシントンの反響を聴く、局的解決を希望。対策を秘めつつ冷静」の見出しで「真珠湾攻撃の日のようなあわただしさはあったといっても今度の場合、それが米国の戦争を意味するものではない」と載せています。 完全な嘘です。6月2…