個別の違いに応じる体制がこれほど広く実現していた裏には、1970年代の教育改革が影響しています。学年ごとの必修課題をやめ、小学校終了時の目標を「中核目標」としたことで、学校は学年にこだわらず一人ひとりの発達のテンポに合わせられるようになったのです。また、そういうやり方を率先にてやっていたイエナプランやモンテッソーリ、ダルトンなどの方法を、ほかの一般校の教員たちが学ぶ機会も増えました。(リヒテルズ直子『手のひらの五円玉 私がイエナプランと出会うまで』ほんの木、2020) こんばんは。五円玉といえば、小学5年生の社会科の授業開きの定番です。五円玉の意匠には5年生で学習する「産業」に関するモチーフが…