便利でつい多用しがちなのですが、「こそあど」には明確な使用基準がなく、どれを用いればよいのか混乱することもままあります。それでいて文意を左右することがあるのですから、なんとも罪深い言葉です。 というわけで今回は「こそあど(指示語)」について探りたいと思います。 「これ」「それ」「あれ」「どれ」の使用基準を明らかにすべく、例文も交えて考察を加えました。項目数は6項目。特に「これ」と「それ」の使い分けが難しく、項目数も膨らんでしまいました。 しかしそれは裏を返せば、「こそあど」が様々な役割を果たせることを意味します。その用法を熟知しておけば、文意を正しく伝えるヒントも得られるに違いありません。しっ…