講演は天皇の象徴という問題に絞って行われた。戦後の昭和天皇、平成時代、令和と天皇は意識して象徴務めていると言うのである。 この象徴という言葉だが、準教授は行幸啓を通じて象徴となっていったとしていた。 戦後の焼け野原、平成の天災などに行幸啓することで、国民が天皇に感謝し、親しみを覚え、象徴という存在になった。それは天皇や皇太子(当時の上皇)の国民の人気から察せられるという。 そして、人気の消長を通じて象徴となる努力を続け、現在の象徴天皇が出来上がったとする。 国民の人気が象徴のバロメーターになっているようで、違和感を感じるが、メールでの遣り取りの続きを紹介しよう。 2 天皇は、戦後の昭和天皇や上…