某氏いわくことには。 人は常に批判にさらされていなければ、だめになる存在である。権力は必ず腐敗するというが、自分に酔ってやがて腐るのは、何も政治家や独裁者ばかりではない。並の教員も、並以上または以下の教員も、第三者からの厳しいチェックが入らなければ、向上しないどころか、腐って落ちていくこと必定である。その典型が、大学教員である。小学校教員は年端もいかない子供とその親から、中学校教員は不安定な子供と進学を気にするその親から、高校教員は変わり者の子供から、批評批判非難が、大小の差はあるにしても、受ける。ところが、大学教員だけは、どういうものか、誰からも、批判も批評も、監視も、されることがない。腐敗…