はしご酒(Aくんのアトリエ) その百と百と百と百と二十五 「テキ ノ テキ ハ ミカタ! ミカタ?」② 知らないうちに、テーブルの上がキレイに片付けられている。 ザックリとしたつくりの小振りのテーブルではあるものの、その、荒々しい木目やら、シミやらキズやらが、妙に美しく感じられて、あらためて、いいテーブルだな、と、思ったりする。 そんなテーブルをボンヤリと眺めつつ、もう一度、「敵の敵は味方」とはナニか、を、あたかも、消化しにくい牧草を何度も咀嚼し反芻(ハンスウ)する牛のように、ジックリと、ジックリと、ジックリと考えてみる。 ・・・ 敵の敵は味方。 敵の敵を味方に付ける。 ナニゆえに味方に付ける…