このシリーズでは ・川合全弘訳『労働者 支配と形態』(月曜社, 2013)を使用する。この訳では底本として1932年の初版が使用されている。脚注において特に言及がない場合は本書のページ数を参照する。 労働者: 支配と形態 (叢書・エクリチュールの冒険) 作者:エルンスト ユンガー 月曜社 Amazon ・各記事につき一節分のノートとする。全80節あるため、「まえがき」を含め全81回の予定。 ・無理では? 「まえがき」ノート 日本語訳にしてほぼ1ページにおさまる簡潔なまえがきである。全文引用してしまおう。 本書の企図は、理論を超え、党派対立を超え、予断を超えて、労働者の形態ゲシュタルトを、すでに…