”水の國/白き森”と付されている。 {日本画}でありながら表現は{抽象}。 例えば〔蒼山〕や〔なつのやま〕と題された作品はタイトルは似通っていつつ、共に山の風景には見えず。 おそらくは作者がその場で感じた心象を画面に落としているよう。 凡人な我々は、たぶん同じようなシチュエーションで目を閉じても山の形や翠の木々しか脳内には浮かんで来ないだろう。 〔WL-00*〕や〔in her garden-*〕といったタイトルの作品が複数あるのも特徴的。 中に共通するイメージを探そうとするのだが、なかなかに・・・・。 〔隻日抄〕と題された『斉藤佳代』との共作の「折本」が面白い。 表現の異なる画が交互に現れる…