久しぶりにクラブミュージックを聴いていたら、病室だということを忘れてノリノリの自分が窓に映った。そして、ここは病院だったのだと思い出して、体を小さくした。さすがに病室で踊るようにしていたら、気がふれたと思われてもおかしくはない。まだ娑婆でやりたいことはある。お行儀よく座席に座りクラシック音楽を聴くことも嫌いではない。むしろ文化人や文明人のコスプレをしていて楽しい。それはそれで味わい深いものだ。けれど自分は文化とか文明とかから遠く離れた人間だと思っている。私は野蛮人だ。そんな自分が好きだ。そんな蛮族の自分にぴったりな夜遊びがクラブで踊るということだ。いろんなクラブに行ってきた。とくに楽しかったク…