今回は、はじめに の後半部です。冒頭に「こうも頭で生きる人が多くなってしまった」という野口晴哉先生の言葉が引用されています。 しかし、「頭で生きていない」というのはどういうことなのか?と問われても、分からない人が多いのが現代ではないでしょうか。 野口先生の最晩年に発刊された月刊全生を開くと、「健康に生きる心」と題して、潜在意識教育法講座の内容が二年程続いています。 「頭と体」を対として思う人が多いかもしれませんが、おそらく野口先生の中では、「頭と心」ではなかったかと思うのです。その心とは潜在意識であり、体から発する心です。それでは今回の内容に入ります。 科学の知・禅の智― なぜ科学の問題を取り…