歳出のカットか新財源か、どちらしかない。どちらでもなければ、赤字国債は雪だるま式に増える。「今度、この特例法さえ出せば、歳入欠陥があれば赤字公債を出せるというような方向性へ進もうとしているのです。こういうときにはよほど強い歯止めを幾つかかけておかないと、とんでもない、それこそあの財政制度審議会が中間報告で言ったように、五年後には(80年度には建設国債と赤字国債の合計が)六十兆円にもなるような国債を発行しなければならなくなるかもしれない」 正木議員の危惧はあたった。(猪瀬直樹『日本国の研究』文春文庫、1999) こんにちは。上記の文章を読んで、教員ならこう思うのではないでしょうか。似ているって。…