当選直後の斎藤氏(写真・馬詰雅浩) まさかの大波乱だーー。 兵庫県議会の不信任決議案の可決を受け、自ら失職した出直し選挙で、斎藤元彦前知事が前尼崎市長の稲村和美氏、日本維新の党を離党した前参議院議員の清水貴之氏ら無所属の新人候補6人を破って再選を果たした。 再会した県職員にぎこちない笑顔を向ける斎藤知事 失職した9月30日、職員の見送りもなく退庁した斎藤“新”知事は、110万票以上の“民意”を携えて11月19日、兵庫県庁に戻った。 「元局長が作成した“パワハラ・おねだり告発文書”問題について、百条委員会や県の第三者調査委員会の結論を待たず、知事選まで進んでしまったのは、調査結果を待たずに県議会…