日本人の酒離れや、若者の酒離れなんてことがよく言われますが、日本酒を作っている蔵元や酒蔵は、とことん「マーケティング感覚」に乏しいなと思います。造り手や売り手の論理だけで物事を考えていて、買い手の都合や心理を全く意識していません。だから衰退するのです。 そのことを最もよく表しているのが「瓶のサイズ」です。ほとんどのお酒は、四合瓶で売っています。四合ということは720mlです。そこそこの量があるのですが、あれ、本当に買いにくいなと、いつも思います。 飲んだことがあり、気に入っている銘柄であれば、四合瓶でも問題ありません。が、多くの酒飲みや日本酒党は、色んなお酒を少しずつ味わいたいと思っています。…