「この模試はまあまあだった」その一言に父は耳を澄ませた 土曜の午後、リビングの扇風機がブーンと鳴っていた。扇風機が静かになると、今度は長男の鉛筆が答案をひっかく音が思い出される。6月28日、日能研全国公開模試。小5の夏の入口を告げる、最も露骨な“通信簿”。 息子の得点(※自己採点ベースはこうだ。 国語:14×点(/150) 算数:11×点(/150) 社会:6×点(/100) 理科:7×点(/100) 4教科合計:4××点(自己採点ベース)。偏差値はまだ出ていないが、数字が語るものは、点数そのものではなく“その奥にあったもの”だ。 【国語】防災ずきんと転校生と、記述力の夏 物語文で問われたのは…