アマテル大御神の世嗣子であるオシホミミ(オシヒト)は、イサナギに預けられて帝王教育をほどこされます。これは、アマテル自身が、外祖父であるトヨケ大神に預けられたことに倣った教育方針と思われます。イサナギの崩御後は、オモイカネとワカ姫が後見人を引き受けますが、その時にヨロマロというご学友がオシホミミに近侍します。ヨロマロの出自は明示されませんが、第七代タカミムスビであるタカキネの息子であると思われます。 ご学友ヨロマロは、オモイカネとともに多賀若宮に居たのですが、オモイカネ夫妻の後任にタカキネが着任すると、入れ替わりにヒタカミ国に戻り、ヒタカミのカミ(国守)の任につきます。すると、それを追うかのよ…