最近再々読した書籍〜北杜夫著 どくとるマンボウ青春期(中公文庫) この本は今から25年ほど前に勤めていた職場の上司と酒席で地元松本市を舞台としていて身近であること、内容も若いうちに読んでみるべき、と薦めていただき読みました。 全く北杜夫という作者に対する知識もなく帰宅途中の書店で購入して電車の中で読み始めました。流れの良い文章で諧謔と剛毅な―当時の学生のバンカラ気質あふれる日々の記憶が綴られていきます。 家に帰り読み続け、翌日の通勤電車内で一気に読んでしまいました。 著者の北杜夫(1927-2011)さんは本名を斎藤宗吉さん、父親は歌人の斎藤茂吉(1882-1953)の次男で小説家・精神科医、…